登場人物が自身の物語にさえ陶酔しない珍しい話だよな最近では写真撮りそうな機会にはちゃんと着替えまでするようになってしまった…
RPGの周回は通常 もう一度イベントを見返したい、みたいなモチベーションでしてるけど
このゲームに関してはストーリー見返しには興味あまり無いのに周回してるなあ。
どんな写真が残るのかが楽しみなのかも。
初回プレイ時みたいな、どこからセリフが聞こえてるのかがわからない、みたいな
フワフワ感はもったいなくももう無いけど、ちゃんと酔わずにゲームできるのでそれはそれで。
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「ファイナルファンタジーXV」――DLCという果実が私たちに与え、奪うもの
"プレイヤー自身が世界の仕組みをすべて理解することができず、その必要もない。
なぜならノクティスはあの世界がどうなっているか、ということ自体には興味がないからだ。"
カメラ視点が主人公たち側に極端に限定されているという違和感、
記事に書いている人がいた。私この人とほぼ同じ感想だな。
物語の説明が不足なのではなくて、そこにいる「個人」としての体験と感覚を与えてくれているのだと思う。
この記事のコメント欄でもやっぱり話が行き違ってるけど、
このゲームが伝わる人と伝わらなかった人がいる難しさ。
そのピーキーなところをファイナルファンタジーというビッグタイトルでやっちゃったところが
一番のツッコミどころだった。
"しかし、これだけは言いたい。かつての無垢な可愛さは、そこにはもう存在しないのだ。
デジタルな魔法によって、手元で物語が書き換わる。それがよいことかは、まだ私にはわからない。"
書き換わる物語はたしかにショックだけど、今回のプレイングにはたくさんの感想を
(支離滅裂だけど)書き残していて自分としては良かった。
一周目自分がどこまでが分かることで、どこからが知らない世界だったのかまだまだおぼえている。
遊んだタイミングが2017年で、私は僥倖だった。
それはそれとして、レスタルムの市場で行き交う人が増えていて変化も面白い。
夜は男と子供がいて、夜は仕事明けの女性が多い。