25時企画

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このテキストは、メールフォームから来た質問へのお答えの長めバージョンです。
コンセプトアートの描き方… の、練習… の、始め方のとっかかり…
みたいな、はなし。

question:May 13th, 2015

もしよろしければ、なのですが、コンセプトアートから様々なことを学ばれる上で、
amatoyさんが気をつけていること、留意点などございましたらお教え願いたく思います。
じぶんも絵を描く人間なのですが、陰影と色の扱いがとても苦手なので、克服したく思っております。

このメールは多分、私が絵日記用のお絵かき掲示板に

コンセプトアート興味ない人でも、
厚塗り系の人はコンセプトアートのまねごとをする練習は
かなり有効なのではないかなあ。
陰影の見え方がかなり変わる。

と書いたことについてのリアクションかな、と思っております。
どう答えればいいか迷いましたが、なんとか文章にしてみたいとおもいます。
私もただの初心者ですが、文字に起こすことは何事にも大事なので。

answer:May, 2015

気をつけていること、留意点

☆お手本をになる絵を見つけること、
☆お手本の絵が描かれる手順を分解する努力をすること、
☆自分が行き詰まっている弱点箇所を埋めてくれる講座にであうこと、です。

以下詳しく説明しますが、これは講座とか描き方の解説とかではなくて、自分の経験と試行を順序立てているだけです。
我流です。

☆お手本をになる絵を見つけること

「写真をお手本にする」とかも何回かやった気がするのですが、
私は「絵」をお手本にした方がとっかかりがつかみやすかったです。
海外の方が描かれているコンセプトアート、
特にスピードペイント系の、作業手順が簡略化されているものの真似が私の一歩目の気がします。
写真より絵をお手本に選ぶ理由は
「人が描いた絵ならば手順が分解できそうだけど、写真画像は分解できなさそうだから」。

☆お手本の絵が描かれる手順を分解する努力をすること

分解して見えたときはとてもウキウキしたような思い出が…。


分解とは、お手本の絵について、画面奥のオブジェクトから順に、
レイヤが分かれていくさまを分割するかんじの推理と想像です。

線画と塗りがレイヤで分かれているという推理をするのではなく、
遠くにあるオブジェクトのシルエットと、近くにあるオブジェクトのシルエットが
レイヤ階層によって分かれているという推理です。すべてがシルエットで出来ている。
推理できたらその手順を踏みながら、同様の風景テーマをつかって、自分で再現練習。

背景コンセプトアート的な絵を構成する場合においては
「絵を模写する練習」ではなく、
「描かれた手順や方法論を模写する練習」が多分必要で、
「分解」は手順の再構築をするための必要な経緯なのです。

自分がこう考えるに至る理由は、
「スピードペイント」という狂気の分野の存在

October Speeds1 by bradwright on DeviantArt
(この方のスピードペイントが、1コマずつにつき、20分。)
と、
3dm3.comというところにあった帆船のコンセプトアートの講座の存在が大きかったと、
………。
オ、オゲーッ! 消えている!! 記事が消えている!!!
久しぶりに読みにいったら消えている!!!!!!!


(追記:記事見えるようになっていました。今気付きました。)

…該当記事を読んで、その講座の描き方の真似を実際にやってみたときに、
画面の中の世界が分解できるんだなー、となんか実感を伴ってわかった経験があったからです。
(記事を読んだ直後の私の絵がこれ。twitpic。ちょうど3年くらい前なんですね。)

☆自分が行き詰まっている弱点箇所を埋めてくれる講座にであうこと

ここまでで「手順を推理して分解」「その手順を試行」「また推理」「また試行」…
のくり返しなんですが、
なんかよっぽど脳みそが上手く行っている人でなければ、
この手順ではどうも理想に辿り着けないみたいなんですね…。

わからんの壁

絵の先生とか、絵描きの友達など先達がいれば聞けばすぐに解決するとこかもしれません。
ま、まあわたし先生も友達もいないんですが…。
(´・ω・`)

その場合はですね(´・ω・`)
わからんの壁を打破してくれる「講座」「描画動画」に偶然出会うようにします。
壁の正体が分からなくても、方向性が合っていれば、この偶然の可能性はわりとあがります。

去年絵以外の作業をしながら、 FZDschoolさんの描画動画をBGVに流していたんですが、
その中のたかが10秒くらいの一手順で、空間の中の影の落ち方の見え方が変わった気がします。
巨大なオブジェクトから隣の空間にむかって落ちる影をシミュレート用にブラシで描き、
アンドゥし、またブラシで描き、アンドゥし… という一連の動作でした。
(上記リンクにかなりの数の動画が載ってますが、ズバリどの動画だったかはおぼえてないです…)

↑壁突破前


↑ちょっと壁の正体が分かった後

いまはまたもうちょっと正体が見えているくらいです。

↑手書きブログで描き途中の絵

レイヤをどこで分けるかが自分の中で整理できてくると、
写真の模写も段々出来るようになってくると思います。

↑最近の写真模写
写真の模写は「描いたことがある」物をふやすためにやっています。

これで全部!
個人的にやっていることなんてこんなモンです!
色の扱いについてはお答えしていないですが、私は適当にしか色を置いてないのでお答えできないのでした。

あと「コンセプトアート興味ない人でも」って書いちゃいましたが
基本的にこの人の絵が好きだなー かっこいいなー というアーティストさんがいないと
成り立ちにくい練習法ではありました。すまぬ(`・ω・´)

そして「この動画/講座を見たときに、私の方の見え方も切り替わりました」
というのを貼っていくのがこの文章を書いた目的の一つであったのですが、
どちらもきちんと貼れないという体たらくでありました。すまぬ(´・ω・`)

長々つきあってくれた後はもうちょっと付き合いで絵を見ていってくれないか→サイトトップにもどる

May, 2015 http://ngk.xii.jp/
Nov, 2016 ちょっとだけ追記しました